モダン環境メモ〜Tron Deck考察〜
2012年3月12日 【Modern】 コメント (5)今回は環境でトップメタになりつつあるウルザトロン系のデッキについての考察。
最近割とトロンも踏むので、またメモ代わりに考察してみる。
⑴Tron Deckとは
いわゆるウルザトロンを完成させて、マインドスレイバーやエルドラージ系を召喚するビッグマナ系の半コンボ・半コントロール系デッキ。
全体的に速度は遅く、高速アグロ系のデッキに弱い……
というのはスタンレベルのTron Deckの話。
モダンではそんなことありません。
優秀な除去によって序盤の相手の動きをしっかり止めつつ、地図や森の占術を使ってあっさりとトロンパーツを揃えていきます。
そして何よりスタンのTron Deckとの大きな違いは、ブン回りパターンがあること。
アゾリウストロンで言うところのけち屈葬、イゼットロンで言うところのブリーチ江村のことですね。
その為スタン期と比べてかなり速い展開で決めてくることも多く、純粋なビッグマナとは異なります。
コントロールよりも明らかにコンボによっていますね。
⑵Tron Deckの種類
環境に存在するTron Deckはそのほとんどが、アゾリウストロンかイゼットロンの二種類に大別されます。
他にポロポロと緑単トロンとシミックトロンが存在しますね。
⒈アゾリウストロン
いわゆる青白トロン。
おそらく環境に存在するTron Deckの最大勢力です。
PtEやラスゴと言った優秀な除去に加えて、最低限のカウンター。
そして何より最近流行りのけち屈葬をすんなりと採用出来る、かなりバランスの良いデッキです。
印鑑経由での最速4tイオナorノーンを決めてくるので、ウルザトロンの性質だけに囚われているとあっさりメインを落としてしまいます。
⒉イゼットロン
こちらはメイン除去に紅蓮地獄を採用し、最速3t江村突撃を決めてくる脅威のデッキ。
ただし、アゾリウストロンがコンボを実質けち一枚で完成させられるのに対し、ブリーチ江村は二枚のパーツが必要になるので、ブン回りとしては強力ですが、よりムラのある構成になっています。
⒊緑単トロン、シミックトロン
前者は、探検や森の占術といった緑特有のスペルでランドを伸ばしていき、緑のお家芸である歯爪に繋げるデッキ。
前半のクロックは、除去の代わりに根の壁や桜族の長老といった生物で受け止める構成になっています。
しかし飛行クロックに対する耐性は高くなく、DoSやスピリットトークンなどに対する対応が遅れると、歯爪に到達する前に負けてしまいます。
後者は緑単トロンに打ち消しをタッチした形のデッキ。
この環境の打ち消しはクロックに対する手段としてはあまり有効ではありませんが、同じマナランプ系のデッキや、殻・双子などにはよく刺さります。
その分緑単トロンほどの安定性はなく、前半の動きをある程度捌けてもキーカードを知識の渇望で引けないと負けてしまうことが多いです。
これら二つの共通点は、アゾリウストロンやイゼットロンと比べてブン回りパターンが特になく、ウルザトロンの完成まであまり動けないことですね。
⑶Toron Deckの弱点
デッキパワーは非常に高いToron Deckですが、やはり弱点は存在します。
一つ目は、ムラが大きいことですね。
つまり、ウルザトロンが完成しないと動けない、またはウルザトロンは完成したがフィニッシャーを引かない、という自体が平然と起こるわけです。
このムラの解消の為に用いられるのが知識の渇望で、キーパーツを集めるのに非常に適したカードです。
しかしそれでも事故を完全に防げるわけではなく、そのためアゾリウストロンのけちは、一枚見つかればそれだけで一気に勝ちに繋がるカードとして重宝されているわけです。
知識の渇望を採用出来ない緑単トロンは、その代わりにタイタンなどのユーティリティファッティや、トラップランプとのハイブリッドによる召喚の罠などで勝ち筋を増やしていますね。
二つ目は色事故が起きやすいことです。
二色デッキとは言え、無色のランドを計12-14枚採用しなければならないため、ランデスは勿論、印鑑を割られただけで動けなくなってしまうことが多く、特にアゾリウストロンのラスゴなどはかなり無理がありますね。
ただ前述の通りTron Deckのデッキパワーは非常高いので、上記の事故が起こらない時は当然トップメタの実力を発揮します。
⑷個人的オススメトロン
個人的には緑単トロンがオススメ。
理由は
⒈タイタンやワームコイル、カーンなどのユーティリティを自然に積めるので、ある程度トップ勝負にも強い。
⒉色事故の危険をある程度回避できる。
⒊マナ壁が優秀。
だからですね。
どのTron Deckにも言えることですが、ウルザトロンが完成しなくてもちゃんと人を殺せる構成になっています。
そして緑単トロンは、知識の渇望がない分、トロンが完成しなくてもプレイできる6-7マナ域のファッティが多く採られています。
なのでサイドからの月やランデスにもある程度戦えるのかなぁ、と思います。
何より緑単ってかっこいいですよね!
最近割とトロンも踏むので、またメモ代わりに考察してみる。
⑴Tron Deckとは
いわゆるウルザトロンを完成させて、マインドスレイバーやエルドラージ系を召喚するビッグマナ系の半コンボ・半コントロール系デッキ。
全体的に速度は遅く、高速アグロ系のデッキに弱い……
というのはスタンレベルのTron Deckの話。
モダンではそんなことありません。
優秀な除去によって序盤の相手の動きをしっかり止めつつ、地図や森の占術を使ってあっさりとトロンパーツを揃えていきます。
そして何よりスタンのTron Deckとの大きな違いは、ブン回りパターンがあること。
アゾリウストロンで言うところのけち屈葬、イゼットロンで言うところのブリーチ江村のことですね。
その為スタン期と比べてかなり速い展開で決めてくることも多く、純粋なビッグマナとは異なります。
コントロールよりも明らかにコンボによっていますね。
⑵Tron Deckの種類
環境に存在するTron Deckはそのほとんどが、アゾリウストロンかイゼットロンの二種類に大別されます。
他にポロポロと緑単トロンとシミックトロンが存在しますね。
⒈アゾリウストロン
いわゆる青白トロン。
おそらく環境に存在するTron Deckの最大勢力です。
PtEやラスゴと言った優秀な除去に加えて、最低限のカウンター。
そして何より最近流行りのけち屈葬をすんなりと採用出来る、かなりバランスの良いデッキです。
印鑑経由での最速4tイオナorノーンを決めてくるので、ウルザトロンの性質だけに囚われているとあっさりメインを落としてしまいます。
⒉イゼットロン
こちらはメイン除去に紅蓮地獄を採用し、最速3t江村突撃を決めてくる脅威のデッキ。
ただし、アゾリウストロンがコンボを実質けち一枚で完成させられるのに対し、ブリーチ江村は二枚のパーツが必要になるので、ブン回りとしては強力ですが、よりムラのある構成になっています。
⒊緑単トロン、シミックトロン
前者は、探検や森の占術といった緑特有のスペルでランドを伸ばしていき、緑のお家芸である歯爪に繋げるデッキ。
前半のクロックは、除去の代わりに根の壁や桜族の長老といった生物で受け止める構成になっています。
しかし飛行クロックに対する耐性は高くなく、DoSやスピリットトークンなどに対する対応が遅れると、歯爪に到達する前に負けてしまいます。
後者は緑単トロンに打ち消しをタッチした形のデッキ。
この環境の打ち消しはクロックに対する手段としてはあまり有効ではありませんが、同じマナランプ系のデッキや、殻・双子などにはよく刺さります。
その分緑単トロンほどの安定性はなく、前半の動きをある程度捌けてもキーカードを知識の渇望で引けないと負けてしまうことが多いです。
これら二つの共通点は、アゾリウストロンやイゼットロンと比べてブン回りパターンが特になく、ウルザトロンの完成まであまり動けないことですね。
⑶Toron Deckの弱点
デッキパワーは非常に高いToron Deckですが、やはり弱点は存在します。
一つ目は、ムラが大きいことですね。
つまり、ウルザトロンが完成しないと動けない、またはウルザトロンは完成したがフィニッシャーを引かない、という自体が平然と起こるわけです。
このムラの解消の為に用いられるのが知識の渇望で、キーパーツを集めるのに非常に適したカードです。
しかしそれでも事故を完全に防げるわけではなく、そのためアゾリウストロンのけちは、一枚見つかればそれだけで一気に勝ちに繋がるカードとして重宝されているわけです。
知識の渇望を採用出来ない緑単トロンは、その代わりにタイタンなどのユーティリティファッティや、トラップランプとのハイブリッドによる召喚の罠などで勝ち筋を増やしていますね。
二つ目は色事故が起きやすいことです。
二色デッキとは言え、無色のランドを計12-14枚採用しなければならないため、ランデスは勿論、印鑑を割られただけで動けなくなってしまうことが多く、特にアゾリウストロンのラスゴなどはかなり無理がありますね。
ただ前述の通りTron Deckのデッキパワーは非常高いので、上記の事故が起こらない時は当然トップメタの実力を発揮します。
⑷個人的オススメトロン
個人的には緑単トロンがオススメ。
理由は
⒈タイタンやワームコイル、カーンなどのユーティリティを自然に積めるので、ある程度トップ勝負にも強い。
⒉色事故の危険をある程度回避できる。
⒊マナ壁が優秀。
だからですね。
どのTron Deckにも言えることですが、ウルザトロンが完成しなくてもちゃんと人を殺せる構成になっています。
そして緑単トロンは、知識の渇望がない分、トロンが完成しなくてもプレイできる6-7マナ域のファッティが多く採られています。
なのでサイドからの月やランデスにもある程度戦えるのかなぁ、と思います。
何より緑単ってかっこいいですよね!
コメント
やはり問題は、除去の薄さですかね。内なる獣くらいしか、有用な除去が無い為、キッチリ2ターン目に出てくるボブとか辛いです。
ねーよwww
せめてけちのbanくらいだな。
>B
そうですね。ビーストウィズインは強いのでメインから2-3は採られると思いますが、飛行クロックやボブはキツいですね。
Delver系アグロには特に厳しい戦いを強いられるので、ボブに対する回答にはなっていませんが緑命令とかでライフレースを楽にするのは良いかもしれません。
けちがBanされそうだからイゼットロンやアゾリウストロンを作るのは怖いなぁ
正直けちはちと危ない。
大丈夫だとは思うんだが……