※ここ半年くらい真面目にレガシーの大会すら出てない人間の戯言ですけどね。
一応僕がメインで回してきたデッキは、ゴブリンにせよMUDにせよカナスレにせよJunkにせよ、不毛4枚から始まる構築が多かったです。
でもカナスレと違って他のデッキでは、
・安定して4マナまで伸びて欲しい
・自身が相手の不毛でランドが伸びない
・森の知恵から得るアドバンテージを即時的に使いたい
など、そもそも自分がマナを使うから安易に不毛を起動出来ない というケースが多かったです。
殴打頭蓋の素出しやジェイスの存在、ディードや緑頂点といったカードのことも考えると、レガシーのデッキでマナをたくさん欲しがるデッキは決して少なくないと思います。
そんな時に「不毛って本当に必要なのかなー」って何度も考えて来たので、何となく思ってることをつらつら書いてみる。
①《不毛の大地/Wasteland》ってどんなカード?
まず不毛の大地は、自分のランドを使って相手のランド壊してるワケですから、カードの目的としてるところは、相手の土地事故とテンポロスです。
裏返せば、これが十分に機能しない場合の不毛はただの無色ランド ってことですね。
もちろん相手の厄介なランドを壊す役割はありますし、名誉回復などと違って隙なくそれらを抹殺できるのは不毛のひとつの利点ではありますが、本質的にはやっぱりランデスの機能 を期待されてるわけです。
ただ自分のランドを使ってやってるワケですから、テンポロスは互いに起きます 。
だから後手で使ったり、自分より展開の明らかに早いデッキに使ったりしようとするとなんか弱く感じるんですよね。
なので不毛の大地を使う時は、それを使いながら展開が可能かどうか、というのが重要なファクターだと思います。
以上、超当たり前の議論。
②《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》の存在
で、ここ最近のレガシーで不毛の大地の使用感が変わったのは、間違いなくこの《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》の影響だと思うんですよね。
前述の通り、不毛の大地を使う以上、自分は相手とアンフェアなスピードで展開したいわけです。
なら当然マーベリックのようにマナクリと併用するのが強い ですよね。
マングースやデルバーで人を殺せないなら、タルモやレリカリーで人を殺さなくちゃならないわけですから。
だからマナクリと相性良いですし、特に死儀礼は自身の能力がランドを要求するので、まさに不毛の為に用意されたマナクリとも言えます。
ただここで一番言いたいことは、死儀礼は不毛と相性が良くて、絶望的に悪いっていうことです。
つまり自分で不毛と一緒に使うと強いですが、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》を相手に不毛を使うと強くないという現実。
まぁそれは当たり前で、前述の理論に従えば不毛はマナクリと併用すれば強くて、逆にマナクリ対面で使うとこちらの展開だけ遅くなるから弱い。
まぁここまでなら《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》を貴族の教主や極楽鳥に置き換えても何の問題もないですよね。
③《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》だからダメなの
じゃあ《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》って他のマナクリと何が違うのか?
もちろん強い。歴代最強のカードパワーを持つマナクリ。
でも肝心なのはそこではなくて、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》が入るデッキはほぼ例外なく多色デッキであること です。
ちなみに例外はエルフです。まぁ多色デッキですけど、なんか、ほら、ねぇ?
つまり、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》はその性質上、BGカラーを半強制的に求めます。
その結果、それを採用するデッキは必然的に三色〜四色デッキになるわけです。
さて、不毛が弱いマッチアップって対面マナクリ以外にもあります。
それは当然、対面基本地形です。
単色だろうと多色だろうと、基本地形で安定してマナ基盤を作ってくるデッキには刺さらない。
逆にマナ基盤の弱い、デュアランたくさんの三色〜四色デッキには かなり刺さるはずです。
で、もう何が言いたいかわかると思いますけど、要は本来不毛が強いはずの多色デッキが死儀礼を入れるようになったのが悪いんですよ。
以前までなら不毛に弱いからってBUGに極楽鳥入れる人はいなかったでしょう。
でも死儀礼のシャーマンはカードパワーが非常に高いマナクリであるから入ってしまう。
そのせいで不毛が撃ちにくくなってるんです。
裏返せば、現環境のBUGやデスブレードが死儀礼を採用し始めた理由も、相手の不毛に対して耐性ができるから、というのもひとつの理由なのかもしれませんね。
とにかく死儀礼は強い。
自分の不毛を強くして、相手の不毛を弱くする。
不毛の大地と縁の強いカードだと思います。
④結論
長々と語ってきましたけど、要約すると死儀礼が多い環境での不毛の大地は以前より使いにくくなってると言わざるを得ません。
例えばマナクリの環境使用率が100%だったら、不毛でテンポ取れるのなんて先手だけです。ていうか自分だったらおとなしく全部基本地形にします。
しかしそれでも不毛は強い!!
カードパワー自体はそこらの無色ランドとは比べものにならないわけですよ。
ミシュラもカラカスもルインも強いでしょうが、相手のランドを1枚で壊せるって書いてある不毛が弱いわけありません。
死儀礼で使いにくくなっているなら、死儀礼をどければ良いんですよ。多分。
死儀礼に依存してマナベースを作っている多色デッキが多いなら、死儀礼を殺したら不毛で大惨事になるわけですよ。
だから自分が不毛の大地を使うなら、
⑴展開スピード維持の為、1マナのクロックorマナクリを入れる
⑵相手の死儀礼を抹殺できるよう、軽量除去を多めに積む
くらいするんじゃないでしょうか。
そう考えると、カナスレって⑴と⑵を見事にこなしてる、完成されたデッキですよね。
そしてマーベリックやBUGやJunkとかゴブリンなら、見栄え損ないやタール火を追加の軽量除去として水増しすると思います。
どちらにせよ重要なのはやっぱり相手の死儀礼を無力化することですよね。
だらだらとつまらんことを書いてすいませんでした。
あくまで自分の考えですし、何の参考にもならんですし、当たり前のことしか書いてませんが。
お目汚し失礼しましたm(_ _)m
一応僕がメインで回してきたデッキは、ゴブリンにせよMUDにせよカナスレにせよJunkにせよ、不毛4枚から始まる構築が多かったです。
でもカナスレと違って他のデッキでは、
・安定して4マナまで伸びて欲しい
・自身が相手の不毛でランドが伸びない
・森の知恵から得るアドバンテージを即時的に使いたい
など、そもそも自分がマナを使うから安易に不毛を起動出来ない というケースが多かったです。
殴打頭蓋の素出しやジェイスの存在、ディードや緑頂点といったカードのことも考えると、レガシーのデッキでマナをたくさん欲しがるデッキは決して少なくないと思います。
そんな時に「不毛って本当に必要なのかなー」って何度も考えて来たので、何となく思ってることをつらつら書いてみる。
①《不毛の大地/Wasteland》ってどんなカード?
まず不毛の大地は、自分のランドを使って相手のランド壊してるワケですから、カードの目的としてるところは、相手の土地事故とテンポロスです。
裏返せば、これが十分に機能しない場合の不毛はただの無色ランド ってことですね。
もちろん相手の厄介なランドを壊す役割はありますし、名誉回復などと違って隙なくそれらを抹殺できるのは不毛のひとつの利点ではありますが、本質的にはやっぱりランデスの機能 を期待されてるわけです。
ただ自分のランドを使ってやってるワケですから、テンポロスは互いに起きます 。
だから後手で使ったり、自分より展開の明らかに早いデッキに使ったりしようとするとなんか弱く感じるんですよね。
なので不毛の大地を使う時は、それを使いながら展開が可能かどうか、というのが重要なファクターだと思います。
以上、超当たり前の議論。
②《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》の存在
で、ここ最近のレガシーで不毛の大地の使用感が変わったのは、間違いなくこの《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》の影響だと思うんですよね。
前述の通り、不毛の大地を使う以上、自分は相手とアンフェアなスピードで展開したいわけです。
なら当然マーベリックのようにマナクリと併用するのが強い ですよね。
マングースやデルバーで人を殺せないなら、タルモやレリカリーで人を殺さなくちゃならないわけですから。
だからマナクリと相性良いですし、特に死儀礼は自身の能力がランドを要求するので、まさに不毛の為に用意されたマナクリとも言えます。
ただここで一番言いたいことは、死儀礼は不毛と相性が良くて、絶望的に悪いっていうことです。
つまり自分で不毛と一緒に使うと強いですが、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》を相手に不毛を使うと強くないという現実。
まぁそれは当たり前で、前述の理論に従えば不毛はマナクリと併用すれば強くて、逆にマナクリ対面で使うとこちらの展開だけ遅くなるから弱い。
まぁここまでなら《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》を貴族の教主や極楽鳥に置き換えても何の問題もないですよね。
③《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》だからダメなの
じゃあ《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》って他のマナクリと何が違うのか?
もちろん強い。歴代最強のカードパワーを持つマナクリ。
でも肝心なのはそこではなくて、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》が入るデッキはほぼ例外なく多色デッキであること です。
ちなみに例外はエルフです。まぁ多色デッキですけど、なんか、ほら、ねぇ?
つまり、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》はその性質上、BGカラーを半強制的に求めます。
その結果、それを採用するデッキは必然的に三色〜四色デッキになるわけです。
さて、不毛が弱いマッチアップって対面マナクリ以外にもあります。
それは当然、対面基本地形です。
単色だろうと多色だろうと、基本地形で安定してマナ基盤を作ってくるデッキには刺さらない。
逆にマナ基盤の弱い、デュアランたくさんの三色〜四色デッキには かなり刺さるはずです。
で、もう何が言いたいかわかると思いますけど、要は本来不毛が強いはずの多色デッキが死儀礼を入れるようになったのが悪いんですよ。
以前までなら不毛に弱いからってBUGに極楽鳥入れる人はいなかったでしょう。
でも死儀礼のシャーマンはカードパワーが非常に高いマナクリであるから入ってしまう。
そのせいで不毛が撃ちにくくなってるんです。
裏返せば、現環境のBUGやデスブレードが死儀礼を採用し始めた理由も、相手の不毛に対して耐性ができるから、というのもひとつの理由なのかもしれませんね。
とにかく死儀礼は強い。
自分の不毛を強くして、相手の不毛を弱くする。
不毛の大地と縁の強いカードだと思います。
④結論
長々と語ってきましたけど、要約すると死儀礼が多い環境での不毛の大地は以前より使いにくくなってると言わざるを得ません。
例えばマナクリの環境使用率が100%だったら、不毛でテンポ取れるのなんて先手だけです。ていうか自分だったらおとなしく全部基本地形にします。
しかしそれでも不毛は強い!!
カードパワー自体はそこらの無色ランドとは比べものにならないわけですよ。
ミシュラもカラカスもルインも強いでしょうが、相手のランドを1枚で壊せるって書いてある不毛が弱いわけありません。
死儀礼で使いにくくなっているなら、死儀礼をどければ良いんですよ。多分。
死儀礼に依存してマナベースを作っている多色デッキが多いなら、死儀礼を殺したら不毛で大惨事になるわけですよ。
だから自分が不毛の大地を使うなら、
⑴展開スピード維持の為、1マナのクロックorマナクリを入れる
⑵相手の死儀礼を抹殺できるよう、軽量除去を多めに積む
くらいするんじゃないでしょうか。
そう考えると、カナスレって⑴と⑵を見事にこなしてる、完成されたデッキですよね。
そしてマーベリックやBUGやJunkとかゴブリンなら、見栄え損ないやタール火を追加の軽量除去として水増しすると思います。
どちらにせよ重要なのはやっぱり相手の死儀礼を無力化することですよね。
だらだらとつまらんことを書いてすいませんでした。
あくまで自分の考えですし、何の参考にもならんですし、当たり前のことしか書いてませんが。
お目汚し失礼しましたm(_ _)m
コメント
不毛を使うなら同時に相手の死儀礼を潰す作業が出来るのが最低ラインであると思います。
故に(1)(2)が同時にこなせているRUG Delverは充実度が高いと思うのですが、現状SCGなどの結果を見るに明らかにRUG Delverの支配力が落ちているんですよね・・・。
ただの一時的な流行かもしれませんが・・・、もしかするとカナスレ程ランデスに特化をしていても、それでも環境に対するランデス力は不足しているのかもしれません。
。・゜・(ノД`)・゜・。
>しもべさん
うーん。カナスレはやっぱり不毛デッキとしてこの上ない完成度だと思いますし、カナスレを中心にメタが回ってる影響で結果を残し切れないだけだと思いたいですが…
なんにせよランデスという基盤だけで立ち回れない環境なら、なおさら展開スピードを上げられるマナクリの存在は大きな役割を果たすと個人的には思いたいです。
まぁJunkとなマーベリックが好きなだけなんですがwww
>ハリテヤマさん
長文だっていいじゃない!
たまには眠くなるようなこと書いてもいいじゃない!