「瞬唱の青」「中隊の緑」「月の赤」「探査の黒」といったように、モダンのこれらのカラーは明確に環境を支配し始めています。

では白はどうなのか?
他の4色と違って、白の環境支配カードとは存在するのか?

自分の中では「存在しない」と思います。
双子やジャンド、グリクシスやロボッツ。中隊やブルーム、バーンにアブザン、リビングエンドにトロンや感染など実に多くのデッキが存在しますが、白いカードをデッキの中核とすることはまず無いと思うんですよね。

ですがモダンの白は決して弱い色ではなく、機を見た援軍・天界の粛清・エイヴンの思考検閲者・石のような静寂といった、どのデッキにも対応できる最強のプールを保持していると感じます。

モダン環境が始まって以来、白は常に優秀なサイドカラーとして役割を果たしてきました。
ですがそんなモダンの白は、逆に特定の何かを意識される色ではない。
自分の強力なアクションを押し付けることが勝利に直結する現在のモダンでは、「対応力の高さ」は評価し辛いと自分は考えています。


もしそんな白に環境意識を変えるだけのカードがあったとしたら、それは自分の経験上ある1種類のカードしか思い浮かびません。
瞬唱のようにシナジーを持ち、月のように対処が困難で、中隊のようにタイミングを選ばず、探査生物のようなフィニッシャーとなり得る、そう修復の天使ですね。

現環境で修復の天使は殆ど見なくなりました。
環境の速度に、あるいはコンボの精度に、はたまた他の優秀な生物にもはや通用しなくなっているのでしょうか?
とても気になります。気になりますから試します。


既存のアーキタイプ云々ではなく、自分の信じたカードが勝利を呼び込む環境なのです。


コメント

ぺぺろん
2015年6月17日17:23

最後の一文すごくいいなと思いました

よっしー。
2015年6月17日19:48

イイネ!

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